「戦場へ行こう!! 雨宮処凛流・地球の歩き方」雨宮処凛著。
YouTubeで話題になった麻生邸拝見ツアーの転び公暴映像の現場に居たり、格差問題に割りと出てくる人なので、何となく読んでみた。もともと自傷癖のある右翼パンクバンドのボーカルとして有名になった人らしく、そのことから、一水会の人や元赤軍派の塩見らと縁が出来て、北朝鮮やイラクに行く機会を得たようだ。この本は、2003年の一年間に「群像」へ連載された、彼女の活動記。
実際にイラクへ行き、殺されたフセインの息子、ウダイに会ったり、北朝鮮にいるよど号の連中やその子供たちと仲良くなったり、そうした、実体験を読むのは面白いのだが、「人の盾」としてイラクに行ったと思ったら、戦争開始時にはもう帰国してたり、当事者というよりは観察者の立場になっているのが、全体的に面白味に欠ける点だろうか。北朝鮮関係で家にガサ入れがあり、恥ずかしい日記を読まれたりする様子を当事者として詳しく書いてる冒頭の章は面白かったんだけどな。
でもまあ、小泉政権下の北朝鮮とイラクを巡る日本の姿を、実際に間近で見ていた人の記録として読めるのは貴重だろう。なんか、もう、凄く昔のような感覚だもんな。北朝鮮の拉致もイラクへの派兵も、まだ継続中なのにさ。
- 2009/01/05(月) 05:35:42|
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